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いのちを育てる保育
 
  みなともに願われているいのちとめざめ
      互いに敬い支えあって生きる
真宗保育の本質を求めて
  窃かに以れば、真宗遇ひ難く、浄土の要逢ひ難し。
       五趣をして斉しく生ぜしめむと欲す。(善導大師)
共に生き共に育ちあう保育

新着情報とお知らせ

第30回真宗保育学会京都大会を京都女子学園で開催します。
2023-10-01

1.大会趣意書

 

真宗保育の本質を考える

――場を共有することの意義:人形劇に学ぶ――

 

 真宗保育の根底にある浄土真宗は、阿弥陀如来のお心を聴聞することを大切にする教えです。その教えを理念として行われる真宗保育は、子どもも保育者も、その生活全体を通して阿弥陀如来に向き合い、その教えを鏡として自らのあり方を問いつつ行われるものと言えます。

 そうした生活の中でも、仏参は大切な時間です。仏参は、世の中一般の価値観(たとえば、役に立つ/立たない、できる/できない)を離れようとする場です。すべてのいのちを平等に見られる阿弥陀如来へのお敬いの姿勢を礼拝の形で示し、阿弥陀如来の願いをともに聞きます。

そうした仏参には、阿弥陀如来、その願いを取り次ぐ話し手、それを聴聞する人の場の共有があります。ご本尊をご安置した落ち着いた環境で、阿弥陀如来をともに鏡とする話し手と聞き手との呼応が生まれ、豊かな宗教的時間が生まれます。このような時間をともにすることは、子どもたちにとっても大人にとっても、阿弥陀如来に向き合う宗教的情操を涵養する上で重要です。

 さて、2020年度から本格化した新型コロナウイルスの流行に伴って、私たちの生活は様々な制約を受けました。ことに大きかった制約に、他者との場の共有が難しくなったことを挙げることができます。大学等でインターネットを介したオンライン授業が広く行われ、保育施設でも一度に多くの子どもたちが集まることや、保護者や地域の方々などの立ち入りを制限せざるを得ない状況が生まれました。

 このたびの学会大会は久々に対面で行うことといたしました。そこで改めて「場を共有することの意義」を考えたいと思います。

特に基調講演・セミナーでは、人形劇に学びたいと考えています。劇場という非日常的空間、人形を通して演じ手と観客との間に生じる呼応を考えます。研究発表においては、人形劇に拘わらず、日々の実践・研究の成果を披露いただき、もって真宗保育の本質を考える機会にできれば幸いです。

 

第30回真宗保育学会大会実行委員会


 

 

2.開催概要

 

テーマ:真宗保育の本質を考える ―場を共有することの意義:人形劇に学ぶ―

 

会場:京都女子学園(京都女子大学 京都幼稚園)文中ホール

京都市東山区今熊野北日吉町35

 

期日:2023年12月1日(金)10:00~ 公開保育(京都幼稚園・文中ホール階下)

11:00~ 理事会(U校舎318教室/理事会関係者のみ)

13:00~ 開会式・基調講演・セミナー(文中ホール)

17:30~ 懇親会(事前申込者のみ)

2日(土)9:30~ 自由研究発表(文中ホール)

     12:05~ 総会・閉会式

 

大会に関するお問い合わせは、以下記載の大会実行委員会までお願いします。大会までの期間はメールでのお問合せがスムーズです。

 

第30回真宗保育学会大会実行委員会

〒605-8501 京都市東山区今熊野北日吉町35 京都女子大学

第30回真宗保育学会大会実行委員会(黒田義道研究室)

e-mail : kuroday[at]kyoto-wu.ac.jp (事務長:黒田義道)

Tel: 075-531-7030(大会までおよび12月1日 京都女子大学総務課)

    075-531-7135(12月2日 京都女子大学児童学科事務室)


真宗保育学会
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